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日本、口蹄疫清浄国に復帰
農林水産省は2月5日、国際獣疫事務局(OIE)科学委員会によって日本が口蹄疫清浄国に回復すると認定したと公表。これにより牛肉等の輸入再開が実現となる。
これは昨年4月に宮崎県で発生した口蹄疫で日本は清浄国認定を失っていたが、清浄国復帰の為の要件を満たしたことから「ワクチン非接種口蹄疫清浄国」としての復帰をOIEに対して申請していたもの。
これにより、日本は口蹄疫について安全な国、と国際的に認められたことになる。 パリで開かれていたOIEの科学委員会が認定した。OIEの基準は、各国が牛肉などの畜産物を輸入するかどうかの目安となっている。
復帰は同年4月以来、9カ月半ぶり。口蹄疫発生後、特に牛肉輸出に大きな影響が出ていることから、同省は輸入を停止している国との間で、輸出再開に向けた協議を進めていく。
口蹄疫は宮崎県内で10年4月の感染確認以降、7月初旬まで発生が続き、牛や豚が約29万頭殺処分される大きな被害をもたらした。沈静化後、家畜の安全性を確認する検査が進められ、農水省は10月、OIEに清浄国への復帰を申請していた。