平成２２年３月１９日以降、「中国で使用されている食用油の約一割が廃油を再利用した有害な油であったとの調査結果が出た」、「中国政府において飲食店等における有害な油の使用禁止を徹底する旨の通知が発出された」旨の報道が複数ありました。

日本に輸入される食用油等及び飼料用油脂等については、厚生労働省の「輸入加工食品の自主管理に関する指針（ガイドライン）」及び農林水産省の「飼料等への有害物質混入防止のための対応ガイドライン」に基づき、輸入事業者において輸出国での原材料や製造・加工段階における衛生管理等の確認が行われているところです。食品の安全・安心の確保は消費者行政において最も重要な課題の一つであることから、今般の報道を受けて、事業者の方々に対して原材料や製造・加工段階における衛生管理の確認を徹底していただくよう要請しています。

参考記事
怖すぎる中国の外食事情＝ヒ素より百倍毒性の「地溝油」「誰もが口にしているはず」
「下水油」の名で国民関心―中国政府が「生ごみ再生の食用油」厳禁

輸入加工食品の自主管理に関する指針（ガイドライン）
飼料等への有害物質混入防止のための対応ガイドライン
飼料等への有害物質混入防止のための対応ガイドラインの解説