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SRM範囲見直し議論開始
脊柱の除外を検討(食安委プリオン調査会)
内閣府食品安全委員会の第120回プリオン専門調査会が11月12日、東京都港区の同委員会会議で開かれ、BSE(牛海綿状脳症)国内対策の内、SRM(特定危険部位)の範囲の見直しに関する食品健康影響評価の議論を開始した。平成27年に厚生労働省から諮問されたBSE対策の見直しに関するリスク評価の内、積み残しとなっていた事項の議論を再開したもの。
諮問内容は、SRMの範囲を現行の「全月齢の扁桃および回腸遠位部ならびに30ヵ月齢超の頭部(舌、ホホ肉、皮および扁桃を除く)、脊髄およびせき柱」から、新たに「30ヵ月齢超の頭部(舌、ホホ肉、皮および扁桃を除く)および脊髄」に変更した場合のリスクの比較、SRMの対象範囲を変更した場合のリスク評価が求めらている。
(食肉通信2020年11月24号より抜粋)