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大丈夫か国内豚コレラ対策

中国では、アフリカ豚コレラの拡大が止まらず、豚の飼養頭数が減少し、度国内の豚肉価格が急騰し最高値を更新しているとされる。有効な対処方法がないとされるだけに豚肉は同国の重要なたんぱく源なだけに深刻な状況となっている様 だ。

一方、国内での豚コレラも終息には至ってない。国内豚コレラは、ワクチンが有効とされ、獣医師を含め現場筋では、早めのワクチン仕様の声が高まっているが、行政は動かずという状況となっている。

深刻なのは、8月初旬に発生した。36例目の発生場はなんと愛知県農業総合試験場での感染となった。家畜防疫などを指導する立場の試験場での汚染発生は民間施設での対応では限りがあるということの様である。

しかし、農水省は、依然ワクチン使用にゴーサインをさしいない。過去、農水大臣が「非清浄国とみなされないということが最も大切」と発言している。この発言に忖度しているのならなにやら過去にあった話に似てくる。現在、豚肉の輸出量は国内生産の0.1%程度と見られ、輸出先も香港など非清浄国であるだけに何が問題などであろうか?今後、病気の拡大が続き、国内消費者が高い豚肉を買う羽目になる懸念も出現する。

(飼料通信 2019年8月21日号より抜粋)