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東海農政豚コレラ対策の徹底を関係者に要請

東海農政局によると、本年9月に我が国で26年ぶりに豚コレラが岐阜県で発生した。岐阜県をはじめとして関係者の方々に防疫活動を行っているが、それにもかかわらず、今回は感染を一か所に封じ込めることが出来なかった。12月までにすでに農場での豚コレラ発生が5例となった。また、野生いのししにも感染が広がっている。豚コレラの感染拡大防止には、初動対応と防疫措置の徹底が極めて重要になる。関係者には、引き続き万全の対応を要請する。豚コレラ以外でも、中国では、今年、より致死率が高いアフリカ豚コレラが侵入し、急速に感染が拡大している。この防疫措置のため、中国ではすでに数十万頭の豚が処分されたと伝えている。豚コレラもアフリカ豚コレラも人間に感染する病気ではないが、いずれも畜産業に多大な被害をもたらす家畜の疾病である。わが国の空港においても中国からの旅行客の携帯品からアフリカ豚コレラウイルスが発見されている。畜産関係者には一層の防疫措置強化を要請すると共に国民にもその被害の大きさを認識、外国では養豚場などには近づかない、肉製品は持ち帰らないなどの徹底を要請するものである。

(日刊毎日経済通信 平成30年12月25日号より抜粋)