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豚肉の生食の提供も禁止に
(飼料通信 2015年6月15日号より抜粋)
6月12日から豚肉(内臓含む)の生食用としての販売が禁止された。厚生労働省がこのほど食品、添加物等の企画基準の一部を改正したことによる。
豚を含む獣畜及び家きんの肉や内臓については、食中毒の原因となる菌等が付着している可能性があるため、同省では必要な加熱を行うよう、従来より繰り返し指導を行ってきた。
2012年7月に牛レバーの生食用としての提供を禁止して以降、一部の飲食店において豚の肝臓を生食用として提供していることが判明したことから、豚の肝臓を生食することの危険性の周知及び関係事業者に対して必要な加熱を行うよう再度指導してきた。
豚の食肉の生食については、飲食店等における提供実態があること、E型肝炎ウィルス(HEV)、食中毒菌及び寄生虫による危害要因があること、HEVや寄生虫は内部汚染であるため内部までの加熱以外のリスク低減策が考えられない等を踏まえ、公衆衛生上のリスクが特に高いことから生食用としての提供を禁止することにしたもの。
今後飲食店で提供できるのは、63℃で30分間以上の加熱、もしくはこれと同等以上の殺菌効果を有する方法で調理加工したものとなる。