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中国でH7N9鳥インフル感染急増
中国政府・衛生と計画出産委員会は14日、H7N9鳥インフルエンザ感染者と死者の累計数を発表した。感染者数は前日の49人から60人に増加した。死者は2人増えて13人になった。
前日の発表から増加したのは、上海の3人、江蘇省の2人、浙江省の4人、河南省の2人の計11人。H7N9鳥インフルエンザはこれまで長江下流の「華東地区」で感染者が発生していたが、13日には北京市で1人、13-14日には河南省で2人の感染が確認された。感染は中国北部にも広がり始めた。
14日までの累計感染者(死者)は以下の通り。
北京市で1人、上海市で24人(9人)、江蘇省で16人(1人)、浙江省で15人(2人)、安徽省で2人(1人)、河南省で2人。
衛生と計画出産委員会によると、感染が確認された人と密接に接触した人に対して医学的観察をしているが、発症した人はいない。発症者は「散発」している状態で、人から人に感染した証拠は出ていない。